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PCデポ×UI銀行対談「デジタルへの理解を深めて、もっとつながる私たちの世界」【前編】

PCデポ×UI銀行対談「デジタルへの理解を深めて、もっとつながる私たちの世界」【前編】

TOPICS

  1. 社会のデジタル化に伴って、モノよりもサービスを提供するビジネスが重要に
  2. お客さまに寄り添うためは、徹底的にお客さまの気持ちを理解することが大切
  3. デジタルは家族をつなぐツールになりえる。だからこそ格差をなくしたい



パソコンやスマートフォンはもちろんのこと、インターネットを介して利用するさまざまなデバイスが新たに生まれ、日々進化しています。コロナ禍で多くのサービスがデジタルを用いたものへと移行している影響もあり、そのスピードはますます加速していくでしょう。


今回は、UI銀行のパートナー企業である株式会社ピーシーデポコーポレーションの野島隆久代表取締役社長にご登場いただき、これからのデジタル社会の展望や、UI銀行との共創で目指していきたい未来について語り合いました。




コロナ禍で3年早まったデジタル化。膨らむサービスの重要性

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UI未来Base:あらためてPCデポさんの企業理念を教えていただけますでしょうか。


野島:創業して28年を迎えましたが、「会社はお客さまのためにある」「人材の成長によって社会に貢献をする」という、この2つの理念はずっと変わりません。これらを徹底することで、結果的には会社の利益につながるものだと思っています。


UI未来Base:パソコン専門店から事業をスタートして、現在では技術サポートなどのサービスに力を入れていらっしゃるんですよね。


野島:はい。Windows95の影響でインターネットが使いやすくなり、1999年にインターネットがブームになりました。当社の創業は1994年ですが、コンピューターを世の中に普及させることから事業が始まり、次のステップとしてお客さまにインターネットを便利に使っていただくための事業に変化してきました。


UI未来Base:サービスの変遷を詳しく教えていただけますか?


野島:1999年の時点ですでに、インターネットが人々の生活に入り込み、いずれ電気やガス、水道のようなインフラと同等の存在になるだろうと言われていましたし、私自身の実感としてもそれはありました。その予想通り、ホームページが普及し、ネットショッピングができるようになり……と、少しずつ時代が変わっていきました。


当社は2006年に会員制の定額サポートサービスを始めたのですが、その構想は2003年頃にはありました。当時はまだ、今のように携帯電話で音楽などをストリーミングできるシステムはなかったものの、インターネットが今後それを可能にするだろうと考えていました。そんな時代になれば、お客さまへのサポート内容は多岐にわたり、その都度費用を支払っていただくのは大変だろうと思い至りました。


UI未来Base:今でいうサブスクリプションサービスですよね。そのスタイルでサービスを展開するのは、当時としては珍しいやり方だと思います。


野島:そうですね。その会員制の定額サポートサービスに合わせる形で、モノを提供するのではなくサービスを提供するという方向性にシフトしたのが2013年です。これからの時代は、行政サービスや公共サービスもデジタルに移行していく。そのためには、お客さまを時代に合わせて導いていく使命が当社にはあると思いました。


2018年には社員やお客さまに向けて、「さまざまなものがAI化、ロボット化していくなかで人間を起点とした仕事をし、お客さまの役に立つ会社として邁進します」と大々的に宣言させていただきました。


UI未来Base:なるほど。時代の移り変わりやデジタル化の波にあわせて、事業をアップデートしてきたという点では、UI銀行とも通じるところがあると思います。まさかコロナ禍によって世の中のデジタル化がここまで急速に進むとは思いませんでしたが。


野島:そうですね。当初私が予測していたデジタル化の波は、コロナ禍の影響によって来るのが3年早まった印象です。

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社長自ら「デジタル苦手」を自認し、徹底的に消費者目線で

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UI未来Base:お話を聞いていて、野島社長は未来を予見する能力に長けていると感じたのですが、どのように先々を思い描いているのですか?


野島:自分に先見性があるとは思ったことはないんですよ。それに、コンピューター業界に詳しいから会社が変わってきたわけでもない。ただひたすらお客さまに役に立つビジネスを作ってきた。それだけなんです。


実は私自身、デジタル業界にいながらも機械が極めて苦手で。社内でも私はデジタルネイティブではなく「デジタル苦手」だと公言しているんです(笑)。だから、コンピューターの性能に対して興味はなくて、「この先コンピューターは使いやすくなるのか」とか、「インターネットは簡単になるのか」とか、そういうことが気になるんですよ。


UI未来Base:なるほど。社長自身の圧倒的なユーザー視点が、サービスを生んでいるのですね。


野島:2010年頃、我が家の祖母が朝、新聞を取りにいくときに転んで骨折をしてしまったんです。それがきっかけで、新聞をデジタル化することを思いつきました。その翌年には朝日新聞へデジタル化の話をしに行きまして。現在では日経新聞、産経新聞、神奈川新聞、千葉日報など多くの新聞社が当社を通してデジタル版を供給しています。


UI未来Base:すばらしいスピード感と実現性ですね。今のお話もそうですが、やはりこれまでアナログでさまざまなことをしてきた人たちや、デジタルに苦手意識がある方々の方を向いてサービスをしていくことが、PCデポさんの軸なのですね。


野島:おっしゃる通りです。コロナ禍の世相も手伝って、コンピューターは計算するための道具ではなく、勉強したり仕事をしたりする道具に、スマートフォンはメールをするだけではなく、買い物するときの必需品になっていますよね。このように、デジタル化によってお客さまの意識は大きく変わりました。でも、このデジタル化の波に上手く乗れない方たちもまだ大勢いらっしゃいます。


UI未来Base:これまでコンピューターやスマートフォンを扱ってこなかった方々に、いかにストレスなくデジタルに親しんでいただくかはUI銀行でも抱えている課題です。


野島:先日、ある駅の駐輪場がスマートフォンを使って利用するタイプに変わったところ、放置自転車が非常に増えたというニュースを見ました。でも、取り締まりを強化するだけでは何も解決しないんですよね。デジタル化で生活が便利になったと言われても、そうは思えない人たちも必ず存在しますから、そこに対して我々が介在する価値があるわけです。




目指すのは、家族団らんの真ん中にデジタルがある暮らし

img_20220507_4.jpgデジタルが苦手な人たちにも読んでもらえるようにと、あえて紙で作られた情報誌



UI未来Base:デジタル業界で揺るぎない地位を築きながらも、大切にしていることは非常にアナログ。それがPCデポさんの強みであり特徴なんですね。我々UI銀行も、その点では共通する部分がいくつかあると思っています。例えば、UI銀行はデジタルバンクですが、同グループのきらぼし銀行の店舗において対面でのご相談を承ったり、シニア世代に向けたスマホ教室を行うなど、デジタルとアナログの両軸からお客さまのサポートに取り組んでいます。


野島:そうですね。デジタルとアナログの両方を大切にしている、という点でUI銀行さんにはとても親和性を感じています。また、UI銀行さんのコンセプトは、お金や家などの有形資産だけでなく、思い出や経験など無形の資産も含んだ「わたし資産」を増やすということですよね。当社の仕事は、お客さまのデジタルの課題を解決することによって暮らしを良くすること。言い換えれば、デジタルを通した「わたし資産」を増やしているということで、UI銀行さんのコンセプトと同じ意味合いだと思います。


UI未来Base:ありがとうございます。お互いの持つ共通点と強みを活かして、人々のデジタル格差を解消する仕組みを作っていけたらうれしいです。この先、さらにデジタル化が進むと思いますが、5年後、10年後に、PCデポさんが目指す世界観はどのようなものですか?


野島:「デジタルを通して一家団らんする」というのが目指す姿です。今、デジタルは個々で楽しむもの、という側面が強いと感じています。例えば、「お子さんが自分の部屋に篭ってスマートフォンをいじってばっかりで、親が怒っている」なんて話をよく聞きますが、そういった問題を解消することができればと思っています。デジタルが人々を分断するのではなく、当社がハブとなることで、5年後には家族が世代をまたいで、デジタルを通してつながっていてくれたらうれしいですね。


UI未来Base:なるほど。家族団らんも「わたし資産」の1つだと思います。一家で過ごす時間や思い出はかけがえのないものですよね。気になるのは、20年後、30年後にみんなデジタルを使いこなせるようになったら、PCデポさんのサービスはどのようになっていくのでしょうか。


野島:私はみんながデジタルを使いこなせるようにはならないと思うんですよ。なぜなら、人間は機械とともに歳を取っていくからです。今スマートフォンが苦手な世代も、50代のときにはコンピューターを使えていたはず。そして、今コンピューターを使えない世代は、20代のときにガラケーですごい勢いでメールを打てていたはずなんです。


当社の社員も、コンピューターが得意な人は検索をキーワードでしていますが、若い世代はスマートフォンで画像検索や音声検索機能を使っています。それだけでも大きな差がありますし、これからは人と人とのコミュニケーションにAIが関与して、例えば「アレ」と言っただけで話しているそばから検索結果が出てくるような世界になるでしょう。そうすると、世代間ギャップはまた必ず生まれると考えています。


UI未来Base:確かにおっしゃる通りですね。次々とデジタル技術が進化していくなかで、それについて行ける人、そうでない人はいつの時代も存在するということですね。


野島:そうですね。だから、我々は軸をぶらさず、お客さまに寄り添ってサービスをしていくだけです。

 
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まとめ

野島社長がデジタルに苦手意識を持っているというお話には驚きましたが、だからこそ、お客さま目線に立った事業が展開できているのだとよく分かりました。世代間のデジタル格差を埋めて、家族の輪の中心にデジタルが置かれる。そんな未来はきっと遠くないでしょう。


後編では、PCデポ様が東京きらぼしフィナンシャルグループとの共創を通して、今後取り組んでいきたいことや、解決したい社会課題などについてさらに詳しくうかがっていきます。




コラム:共創のアイデア

今回の対談中に野島社長からいただいた共創のアイデアをご紹介します。


「きらぼし銀行さんの支店で、当社がデジタル講座を行うというのはどうでしょうか。きらぼしグループのデジタルバンクであるUI銀行さんに、既存のお客さまをサービスインさせるお手伝いができればうれしいですね。今年の新入社員がきらぼし銀行の支店で講座をやらせていただく日も近いかもしれません(野島社長)」


「すてきなアイデアですね。PCデポさんによるデジタル講座であれば、デジタルが苦手な方にも寄り添った内容になることでしょう。反対に、PCデポさんが金融機関としての知識や経験を必要とされる機会があれば、ぜひ当社を活用していただけるとうれしいです。相互に強みを活かして協力し合い、地域社会へ貢献できる取り組みを両社で実現していきたいですね(UI銀行)」

企業プロフィール

株式会社ピーシーデポコーポレーション

https://www.pcdepot.co.jp/

「全てのお宅にデジタル担当を」をミッションに掲げ、ご家庭を対象としたデジタル生活の提案及び関連商品やサービスの提供、地域に根差したデジタル生活の提案を専任の “デジタル担当”が提供する定額会員制サービスを中⼼に、全国約130店舗に展開しています。

株式会社UI銀行

https://www.uibank.co.jp/

UI銀行は、連携パートナー、またきらぼし銀行を始めとしたグループ各社と協働し、対面・非対面それぞれの良さを活かした多様なサービスを通じ、お客さまのお金だけでなく、健康や知識といった見えない資産=「わたし資産」を増やすお手伝いをしていきます。

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