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わたし資産、徹底解剖!vol.4 幸せは身近なところにある。童話『青い鳥』が伝えるもの

わたし資産、徹底解剖!vol.4 幸せは身近なところにある。童話『青い鳥』が伝えるもの

TOPICS

  1. 2人の子どもの旅を通して幸せのありかを伝える物語
  2. ノーベル文学賞を受賞したベルギーで最も有名な作家
  3. 世の中にはたくさんの種類の幸福がある
  4. 多角的な目線を養うことで「わたし資産」に気づきやすくなる



資産には、お金や家といった有形資産だけでなく、知識や教養、経験、人とのつながりといった無形のものもあります。UI銀行では、お客さま一人ひとりのさまざまな資産を「わたし資産」と名付けて、さらに豊かにするためのお手伝いをしています。

 

本企画「わたし資産、徹底解剖!」では、歴史上の人物から架空のキャラクターまで、さまざまな人物や物語の「わたし資産」を深掘りすることで、「わたし資産」を増やすためのアイデアやヒントを考察・提案していきます。

 

今回取り上げるのは、ベルギー出身の詩人・劇作家、メーテルリンクの童話『青い鳥』。チルチルとミチルという2人の子どもの旅物語を通して、幸福のありかを伝えるこの童話から、身の回りにある「わたし資産」の見つけ方を探ります。



ヘレン・ケラーも愛読した、不朽の名作『青い鳥』の魅力とは


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木こりの子どもの兄妹・チルチルとミチルが「幸せの青い鳥」を探して旅に出る童話『青い鳥』。2人は「光」に導かれて、思い出の国や夜の御殿、幸福の花園、未来の王国など、さまざまな場所を訪れます。その先々で青い鳥を見つけますが、黒く変色してしまったり、死んでしまったりして、結局、手に入れることができませんでした。


しかし、夢から覚めた2人は、自分たちが飼っていた鳥が美しい青色に変わっていることに気づきます。本当の幸福は、実は身近なところにある――子どもの頃に『青い鳥』を読んで、このクライマックスに感嘆した方も多いでしょう。

 

本作は、ベルギーの作家であるモーリス・メーテルリンクによって、1908年に発表されました。当初は劇として上演され、後に童話として世界中で読まれるようになったそうです。ベルギーのガン市に生まれ法律を学んだメーテルリンクは、やがて文学に転じ、87歳で亡くなるまで、詩人や劇作家、エッセイスト、哲学者として第一線で活動を続けました。1911年にはノーベル文学賞を受賞。『青い鳥』をはじめ、その著書は現在に至るまで世界中で読み継がれており、ベルギーで最も名の知られた作家として親しまれています。

 

大人が読んでも味わい深い本作には、パンや砂糖、火、水など擬人化されたキャラクターが多数登場し、生きることや死ぬことの意味、身近な物の価値について考えさせられます。著名人にもファンが多く、三重苦の天才として知られるヘレン・ケラーは、本作のセリフからト書きに至るまで全てを暗記していたそうです。

1904年、ヘレン・ケラーがハーバード大学を優秀な成績で卒業した際には、メーテルリンクの夫人が大学を訪ね、「あなたこそ幸福の青い鳥を発見した、ただ1人の人です」と祝福したという逸話も残っています。




『青い鳥』が教えてくれる「わたし資産」の見つけ方

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チルチルとミチルは、幸せの青い鳥を探す旅の中で、さまざまな人物や万物の精に出会います。そこには、UI銀行のコンセプトである「わたし資産」を見つけ出すためのヒントになる要素がたくさん散りばめられています。


『青い鳥』の「わたし資産」①
ありふれた日常や見慣れた事物も、見方を変えると魅力的になる


チルチルとミチルは、旅に出る前に、魔法使いのお婆さんから魔法の帽子をもらいます。その帽子についているダイヤモンドを回すと、ありふれた日常が輝き出し、物や動物や元素など、言葉を持たぬ者たちがいきいきと話し始めるのです。驚く2人に魔法使いは「人間は何も見えていないのにそれを不思議だとも思っていない」とこぼします。

 

このシーンが教えてくれるのは「ありふれた日常や見慣れた事物も、見方を変えれば魅力的になる」ということ。デザインの世界では「意味のイノベーション」という言葉がよく使われますが、これは既存のサービスや製品のカタチを変えることなく、価値の転換を促すプロセスを指します。チルチルがかぶったダイヤモンドつきの帽子は、まさに「意味のイノベーション」を起こす装置といえるでしょう。


資産にも同じことがいえます。ついお金や土地など分かりやすいものに目が行きがちですが、経験や知識、人とのつながりといったものも立派な資産。一度、フィルターを外して周りを見渡すことで、思いがけぬ「わたし資産」が見つかるはずです。



『青い鳥』の「わたし資産」②
本当の幸せは、他者との比較では得られない


『青い鳥』の中でも、大人にこそ読んでほしいのが「幸福の花園」の一幕です。金持ちや虚栄、正義、善良などさまざまな幸福の精が登場し、「本当の幸福とは何か」を考えさせられるこのシーン。世の中にはたくさんの種類の幸福があるのに、私たちはつい他人と比べて幸せを推し量ってしまいます。

 チルチルとミチルは、1年にわたる長い旅を終え、家の中に青い鳥を見つけます。幸福は、実はすぐ身近にあるもの。「わたし資産」を考えるときも、自分の中で当たり前すぎて見過ごしていたような部分に目を向けてみるといいでしょう。それこそが、真に自分の人生を豊かにしてくれる資産かもしれません。



『青い鳥』の「わたし資産」③
「わたし資産」の発見には、さまざまな体験や他者との出会いが欠かせない


子どもの頃に本作を読んで「青い鳥が家にいたなら、旅になんて出なければ良かったのに……」と思った方もいるでしょう。しかし、チルチルとミチルが身近な幸福に気づくためには、やはり各地での冒険や出会いが欠かせなかったのだと思います。

 

2人は青い鳥を探す道中で、「健康」「子どもを愛すること」「自然の豊かさ」など、さまざまな幸せの形があることを知っていきます。同じように「わたし資産」の形も一人ひとり異なるもの。自分にしかない「わたし資産」に気づくためにも、人との出会いや体験を積み重ねていくことが大切です。

 




まとめ

海外旅行から帰って来たときに、日本食のおいしさに改めて気づいたり、サービスの細やかさに感心したりしたことはありませんか?同じように人は、さまざまな出会いや体験を通して多角的な目線を養うことで、自分の持っている幸せに気づけるようになります。普段会わない人と会ったり、知らない土地に出かけてみたりすることで、視野が開けて、新たな「わたし資産」に気づきやすくなるかもしれません。

 

チルチルとミチルのような大冒険は難しくても、本を読んだり、習い事を始めてみたりするなど、多角的な目線を養う方法はたくさんあります。こちらの記事で紹介したように、友人や家族とお互いの「わたし資産」を紙に書いて見せ合ったりするのもおすすめです。

 

チルチルとミチルが旅を経て身近な幸せに気づけたように、一見、遠回りや無駄に思えるようなことでも、時を経て資産に変わることがあります。身近なところに「わたし資産」のヒントがないか、時間があるときに、人生の棚卸しをしてみてはいかがでしょうか。


企業プロフィール

株式会社UI銀行

https://www.uibank.co.jp/

UI銀行は、連携パートナー、またきらぼし銀行を始めとしたグループ各社と協働し、対面・非対面それぞれの良さを活かした多様なサービスを通じ、お客さまのお金だけでなく、健康や知識といった見えない資産=「わたし資産」を増やすお手伝いをしていきます。

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