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NTTファイナンス×UI銀行座談会【前編】アプリで終活。デジタルで私と家族への資産を考える

NTTファイナンス×UI銀行座談会【前編】アプリで終活。デジタルで私と家族への資産を考える

TOPICS

  1. 終活・エンディングノートに“ライフノート”と名付け、残りのライフ(人生)を充実させる
  2. デジタル化の問題を解決するのはデジタルである
  3. 「楽クラライフノート for UI銀行」は、これからの人生をよりよく生きるための手軽なツール


終活に向けてエンディングノートを作成したという話を見聞きする機会が増えてきました。終活とは自分の人生の最後を自分らしく生きるための活動のことであり、その方針などを書き留めたノートをエンディングノートと言います。


UI銀行では終活で直面するさまざまな悩み解消する「楽クラライフノート for UI銀行」を展開しています。今回はこのアプリを開発・提供しているNTTファイナンス株式会社の社員3名と座談会を実施。終活を“もっと手軽に、もっと簡単に”という同じ思いを持つ両社が、アプリ開発のきっかけや開発までの経緯、エンディングノートのデジタル化について、語り合いました。

※「わたし資産」とは、お金や家などの有形資産だけでなく、思い出や経験、知識といった無形資産も含んだ、私たち一人ひとりの固有資産を意味する、UI銀行オリジナルの言葉です。


▼参加者プロフィール
<NTTファイナンス株式会社>

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岡部 裕弥(事業企画部 楽クラライフノートチーム 担当部長)※写真右
NTTに入社後、主にグローバル通信事業の立ち上げとその後の展開に従事。米国、豪州、中国に合計15年駐在し、中国駐在の後半はリース・ファクタリング事業に従事。2019年より現職。


芹澤 佐知(事業企画部 楽クラライフノートチーム 主査)※写真中央
入社後、法人営業を経験し審査部門に約10年間在籍。その後、ビリング事業本部に所属し回収代行業務に携わる。スマホアプリ「楽クラライフノート」の企画・開発・販売等を担当し3年目。


井出 昌克(事業企画部 企画担当)※写真左
入社後、ビリングサービスの法人営業に携わる。その後、「楽クラライフノート」のリリースに携わり、法人営業、コンテンツサイトの運営等を経験。現在は組織のDX推進を中心に企画系の業務を担当。



<株式会社UI銀行>

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田中 佐知子(きらぼしFG デジタル戦略部 シニアマネージャー)※写真右
きらぼし銀行(旧東京都民銀行)に入行、約10年間支店に在籍し、窓口業務等に携わる。その後、株式会社フィンクロス・デジタルへの出向を経て、2021年から現職。人材採用や育成等も担当。


新貝 紘子(きらぼしFG デジタル戦略部 マネージャー)※写真左
きらぼし銀行(旧東京都民銀行)に入行し、外為営業部を経て、営業戦略やビジネス戦略に携わる。2022年より現職。FGデジタル戦略部にて、デジタルでお客さまと関係を構築するデジタルマーケティングも担当。


竹下 正光(プロモーション部 マネージャー、UI未来Base編集長)※写真中央
まちづくりコンサルタント会社や、SNSマーケティング会社などを経て、UI銀行へ入行。プロモーション部でマーケティングや共創サービスの企画推進などを担当。


※田中さん、新貝さんは「東京きらぼしFG」所属ですが、以下では「UI銀行」として記載しています。




終活・エンディングノートアプリの開発秘話

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――まずは、NTTファイナンス株式会社 ビリング事業本部について教えていただけますでしょうか?

NF岡部:私たちが所属するビリング事業本部はNTTグループ全体の請求関連業務を集約する部署です。NTTは1999年の再編成によってそれぞれの会社が請求書の発行・料金の回収を行っていましたが、業務を集約化・効率化するため2012年にビリング事業本部が誕生しました。

――そのビリング事業本部が終活・エンディングノートアプリを開発した経緯と、アプリの概要を簡単に教えてください。

NF岡部:NTTファイナンスはコンシューマ向けのビジネスが少なく、コンシューマ向けのサービスへのチャレンジとしてプロジェクトが始まりました。ちょうどその頃、老後2,000万円問題が世間を騒がせており、シニアのお金に対する取り組みに対して、我々も何かできないかと考え、銀行が主に行う決済以外の機能をいろいろ考えてアプリの開発を始めました。多くの人が終活に対して、自分一人で悩み、不安を感じています。介護が必要になってから「口座があるかも分からない」といった状況になってしまうのは、本人だけでなく家族も不安です。

開発にあたってアンケート調査やインタビューを行ったところ、早いうちから終活をすれば老後に安心できることが分かりました。そこで、早いうちから家族を巻き込んで終活をし、将来の漠然とした不安を減らすというサービスを目指しました。「早いうちから、本人だけでなく、家族も一緒に。」それがアプリのコンセプトです。

――アプリの開発にあたって重要視した点があれば教えてください。

NF岡部:自分の思いを記し、遺された家族に渡すエンディングノートをデジタル化したというのがポイントのひとつです。さらに、どこの金融機関に口座があるか、財産が全部でいくらあるかが分からないと非常に困ります。そこでエンディングノートにお金をしっかり管理できる機能を加えました。現状の資産状況の把握に加え、将来お金が足りるかどうかも分かるようにシミュレーション機能もつけました。もちろん、自分の思いや考えも書き記すことができます。

コンセプトは本人だけでなく「親子」で、書いたことを家族に共有できます。エンディングノートは紙のノートに書いた全てを家族に渡しますが、アプリでは誰にどの情報を見せるか選択できる形にしました。自分の思いを本当に伝えたい人にだけ伝える、きめ細かさを重要視しました。元気なうちから終活を行って将来に備えることで、老後2,000万円問題などの社会問題に対応できると考えたのです。

――遺言書とエンディングノートの違いは何でしょうか。また、アプリが必要とされる背景にはどのようなことがあるのでしょうか。

NF岡部: 遺言書は相続財産のことなどが書ける法的に認められている書類です。エンディングノートは遺言書のような強制力はありませんが、遺言書には書けないことも書けます。気軽に自分の思いをまとめて、家族に共有でき、自分の不安を払拭できるのです。老後は不安だと思っていた人も、老後は大切な時間を過ごすものという考えに変えていけるのがエンディングノートだと思います。



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NF井出:エンディングノートは終わりに向かっていくイメージですが、残りのライフ(人生)を充実させることにフォーカスするという意味合いを込めて、アプリにライフノートという名前をつけました。多くの案の中からぴんときたのがライフノートというワードで、とても気持ちを込めて名付けました。


金融機関のデジタル化で見えにくくなった家族のつながりを、デジタルでカバー

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――金融機関の店舗に、終活の相談をしに来られる方もいらっしゃいますでしょうか?

UI田中:退職金をきっかけに金融機関に資産運用の相談にいらっしゃり、しばらくすると資産の渡し方についてなど、終活というより遺言についての相談を受けることが多くあります。その際に預金以外の資産をどうしたら良いかという相談もいただきます。このアプリはそんな方にぴったりだと新貝さんと話していたんです。

UI新貝:資産運用しているお客さまが年齢を重ね、ご家族が心配して一緒に来られたり、私たちもお客さま自身でお金を管理し続けるのは難しいと感じたりすることがあります。私たちからご家族に連絡をとれるときは良いのですが、連絡先が分からないと大変なケースがあります。

UI田中:ご家族と同居されていなかったり、お子さんの名字が変わっていたり、ご家族が同じ金融機関に口座を持っていなかったりして、相続人が誰か分からないことも。とにかく話を聞き、遺言を書いたほうが良いか、書く必要はないかなど家族間の関係性からも考えます。遺言は一度書いてしまうと、すぐに書き換えできないですし、書いた当時と気持ちが変わってしまうこともあります。

また、生きているときには家族に教えたくないと考えていても、亡くなったあとは資産の開示が必要です。UI銀行も含めて金融機関がデジタル化し、口座を開設したかどうかを家族は知らず、相続人を把握できないことも増えてくるでしょう。「楽クラライフノート for UI銀行」があれば、こういった問題を解消することができると思います。



「最初から書く」のではなく、「好きなところから書いていい」がアプリの利点

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――エンディングノートや遺言などがさまざまにある中で、「楽クラライフノート for UI銀行」でNTTファイナンスとUI銀行がパートナーシップを組もうと思ったきっかけを教えてください。

UI竹下:UI銀行はデジタルバンクなので、遺された人は亡くなった方が口座開設していたことを知らないまま、相続することになるという課題がありました。その点も含めて、お客さまがお持ちの有形資産や無形資産を、どうやって子どもたちに遺すことができるかを考えていました。そんなときにNTTファイナンス様の「楽クラライフノート」アプリに出会いました。

UI銀行のお客さま向けに「楽クラライフノート for UI銀行」をつくることで、口座情報だけでなく、ご自身の思いまで含めて、遺されたご家族に伝えることができます。親子間のコミュニケーションが活性化され、UI銀行としても世代をまたいで今後もお付き合いいただける機会を得られますし、みんながハッピーになると思い、パートナーシップを組みたいと思いました。

――「楽クラライフノート for UI銀行」は金融資産の管理のほか、それ以外にはどのような「わたし資産」を管理できるのでしょうか?

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NF芹澤:「楽クラライフノート for UI銀行」は、金融資産の管理に加え、アプリにエンディングノート機能があります。かかりつけ病院、将来の介護の希望、葬儀やお墓の希望も書けます。将来のことや現在のことをメモ代わりに記入できるのです。

また年表形式で自分の歴史“自分史”を登録することもできます。デジタルのメリットは何年後かに考え方が変わったときに、書き換えたり追記したりといったことが手軽にできる点にあります。金融資産以外のわたし資産も気軽にメモでき、エンディングノートを書くことを負担に思う人でも、ちょっとしたメモとして気軽に書き留めることから始められます。テキスト入力が面倒なときは、写真をアップすることも可能です。例えば、診察券などを写真に撮って登録することができます。

NF岡部:自分史は金融資産以外の「わたし資産」のひとつですよね。自分の過去を書いていくことで、「自分は結構がんばってきたなあ」と自分の歴史を振り返ることができます。過去の出来事は、意外と家族は知らないことも多いですよね。自分のことを気軽にメモして共有することで、家族にも伝わり、「この頃、こんな思いだったんだ」となることもあるでしょう。そういった歴史や思いが自然と共有されると良い。この自分史の機能は、アンケートでリクエストがあり、追加したものなんです。

UI新貝:アプリは自由に書き換えられることがメリット。残したいものは残し、消したいものはあとから消せるので、終活をスタートするハードルも低いと感じます。




「楽クラライフノート for UI銀行」は、これからの人生をよりよく生きるためのツール

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――NTTファイナンス様が考える、これから解決すべき社会課題や目指すべき未来像とはどのようなものでしょうか?そのために取り組まれていることがあれば教えてください。

NF岡部:老後2,000万円問題を含め老後生活や人とのつながりに関する社会課題を解決すべきだと考えています。早めに終活に取り組めば、自分も家族も安心でき、亡くなるときにあわてなくて済みます。今回UI銀行様と共創しアプリをリリースしたことで、UI銀行様が向き合っているお客さまそれぞれの課題の解決につながっていると思います。間接的ではありますが、そのように他社と一緒に取り組むことで社会課題の解決に貢献することができたら良いと思っています。

――読者の方へ、終活を含めて、個々人の生き方や「わたし資産」をデジタル化し簡単に管理するための、アドバイスやメッセージがありましたらお願いいたします。

NF井出:私は資産を遺される側の子ども側の世代であり、相続する側としては、親の「わたし資産」の情報は知りたいけれど、なかなか言い出しにくいと感じています。親が亡くなってから揉めるという話も聞くので、このアプリを使って、整理された状態で資産を引き継げると良いと思います。ちょっとしたメモから始まり気付いたら資産を整理できているというように、親世代には終活を気軽に始めてほしいと思っています。

UI竹下:エンディングノートは持っていても書けていないという記事を読み、気軽ではない点に課題を感じました。紙だとあらたまって書き始めるのに負担を感じますが、デジタルはどこからでも気軽に書けると思います。

NF岡部:デジタルかつスマホアプリなので、スマホを持っていればいつ・どこにいても書けます。スマホアプリなら、場所を選ばす気付いたときにメモ感覚で記すことができるのです。

UI新貝:スマホアプリという点はすごく良いですよね。例えば、自分史の中に子どもの成長記録を書いても良いと思います。子どもの成長記録は「わたし資産」です。かわいい時期のその瞬間をメモできて、あとで見返すといった使い方もあります。

UI田中:子どもの成長は早く、その時期を過ぎるとすぐに忘れてしまう。「わたし資産」として遺したいですね。

NF岡部:終活という言葉は、それに変わるもっと良い言葉が欲しいですね。終活というと人生の最後に向けた活動と感じますが、そうではなく定年退職前から自分の人生を整理して先の人生を見る。未来が予測できると、今取り組むことが分かります。例えば、終活ではなく残りのライフ(人生)を充実させるための、“ライ活”として広まれば良いと思います。


 

まとめ

前編では、NTTファイナンスの新たなチャレンジとして、エンディングノートアプリを開発した背景と、アプリの利点などについて聞かせていただきました。NTTファイナンスの皆さんもUI銀行も、終活はできるだけ早く、手軽に始められることが大切と感じています。

本記事でご紹介した、座談会メンバーの終活に対する意識の変化や、デジタル化をデジタルがカバーするアイデアが、皆さんの人生を豊かにするヒントになれば幸いです。

後編では、メンバーそれぞれの終活に対する考えや「わたし資産」を紐解きながら、「わたし資産」の価値や増やし方などについて、さらに語り合っていきます。



企業プロフィール

NTTファイナンス株式会社

https://www.ntt-finance.co.jp/

NTTファイナンスは、「総合決済・財務プラットフォーマー」として、NTTグループにおいて培ってきた金融決
済、財務サービスの経験を活かし、お客さまや社会の課題解決に真摯に向き合い、支えることができるパートナーとして新たな価値の創造を目指してまいります。

株式会社UI銀行

https://www.uibank.co.jp/

UI銀行は、連携パートナーやきらぼし銀行を始めとしたグループ各社と協働し、対面・非対面それぞれの良さを活かした多様なサービスを通じ、お客さまのお金だけでなく、健康や知識、人とのつながりといった見えない資産=「わたし資産」を増やすお手伝いをしていきます。

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