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マリアージュな読書術vol.6「ウェルビーイング×まちづくり」が生み出す、持続的な幸せのある暮らし

マリアージュな読書術vol.6「ウェルビーイング×まちづくり」が生み出す、持続的な幸せのある暮らし

TOPICS

  1. 不安定な時代だからこそ、持続的な幸せの形「ウェルビーイング」が注目されている
  2. ハード重視からソフト重視へ、一人ひとりの幸せを軸にしたまちづくりが盛んに
  3. ウェルビーイングなまちづくりには、産学公+住民の共創が欠かせない


あけましておめでとうございます。本年も「ふやすのは、わたし資産」をコンセプトに、お客さまの「わたし資産」をひとつでも多く増やせるような記事をお届けしていきます。

「マリアージュな読書術」は、異なるジャンルのテーマをかけ合わせて生まれた新たなトレンドや世の中の変化に目を向けながら、「わたし資産」を増やすアイデアを考察する企画です。

2023年最初のテーマは「ウェルビーイング×まちづくり」。ウェルビーイングとは、心身と社会的な健康を意味する概念のこと。近年、ワークスタイルやライフスタイルの変化、サステナブル志向の高まりなどにより注目を集めており、世界中で推進されています。

本記事では、ウェルビーイングな「まちづくり」にフォーカス。少子高齢化や人口減少などさまざまな課題がある中、一人ひとりの幸せを目指したまちづくりが全国で展開されています。ウェルビーイングなまちづくりで育まれる「わたし資産」とはどのようなものなのでしょうか。

UI銀行のパートナー企業である、株式会社フライヤー様の書籍要約サービス「flier(フライヤー)」による、関連書籍の要約もあわせてご覧ください。

※「わたし資産」とは、お金や家などの有形資産だけでなく、思い出や経験といった無形資産も含んだ、私たち一人ひとりの固有資産を意味する、UI銀行オリジナルの言葉です。


最近よく耳にするウェルビーイングとは?

ウェルビーイング(well-being)という言葉は幅広い意味を含んでいますが、大きくまとめると「心身が健康で、社会的にも満たされた状態」のこと。簡潔に「幸福な状態」と言い換えてもよいでしょう。同じく幸福を表す英語「happiness」との違いは、持続的なものであるということ。瞬間的に感じる幸せ(=happiness)ではなく、未来に続いていく幸せをウェルビーイングと表現します。

近年、さまざまな社会課題や予測不能な出来事が勃発し、人々が幸せを感じにくい状況が続いている中で、ウェルビーイングへの注目度はさらなる高まりを見せています。特に、2021年の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)において、フォーラムの創設者で会長でもあるクラウス・シュワブ氏が「第二次世界大戦後から続くシステムは環境破壊を起こし、持続性に乏しく、もはや時代遅れだ。人々の幸福を中心とした経済に考え直すべきだ」と発言し、大きな注目を浴びました。

企業が社員の心身の健康に目を向けた施策を取り入れる「ウェルビーイング経営」といった言葉も聞かれるようになっています。日本でも、感度の高い若い世代を中心にウェルビーイングの概念は広がりを見せており、ある調査によると、日本のZ世代の約7割がウェルビーイングを「貢献意識や働きがいにつながる」と認識しているとのこと。

ウェルビーイングについて、基礎知識を身につけたい人におすすめなのが、『ウェルビーイング』と『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために その思想、実践、技術』の2冊です。

『ウェルビーイング』では、ウェルビーイングを予防医学と位置づけ、「やってみよう」「ありがとう」「なんとかなる」「ありのままに」の4つの要素を意識して、健康に気をつけるのと同じように、「幸せに気をつける」ことを提唱しています。

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ウェルビーイング

著者名:前野隆司、前野マドカ
出版社:日本経済新聞出版

書籍の要約はこちらから 

『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために その思想、実践、技術』では、ウェルビーイングを維持するには周囲との関係性や共創的な場が欠かせないとし、自律的な社会創造への参加を勧めています。

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わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために その思想、実践、技術

著者名:渡邊淳司 ドミニク・チェン(監修・編著) 、安藤英由樹(編著) 、坂倉杏介(編著) 、村田藍子(編著) 、渡邊淳司(監修・編著)
出版社:ビー・エヌ・エヌ新社

書籍の要約はこちらから
 

ウェルビーイングのポイントは「共創」にあり

これまでのまちづくりは経済性や効率性を主軸にしていたため、交通インフラや施設などのいわゆるハード面の整備を中心に行なわれてきました。しかし昨今、このやり方では一人ひとりの幸せを重視した、ウェルビーイングなまちづくりは難しいと多くの人が気づき始めました。

テクノロジーの発展により、個々人のニーズを吸い上げることが可能になった今、まちづくりは、「人」を起点に情報やサービス、教育や文化といったソフト面に目を向けて、住民それぞれの幸せに寄与する地域やコミュニティづくりをする方向性に変わりつつあります。

例えば京都市では、行政課題の解決のために、市の担当部局と専門技術を持った民間企業をマッチングする仕組みづくりが行なわれています。また、沖縄県では昨年、『個々の「幸せ」が最優先され尊重される社会の実現を目指すこと』を目的に、地元企業の経営者と、ウェルビーイングの研究や推進に取り組む専門家らが「沖縄ウェルビーイング推進協議会」を発足しました。

これらの事例からも分かるように、ウェルビーイングなまちづくりには、住民と自治体、企業、専門家などによる共創が欠かせません。各地域が抱える課題は複雑で、個人や一部の団体だけで解決するのは非常に困難です。さまざまな人たちが有機的につながり、多角的に考えることで、課題を解決し、ウェルビーイングの実現へとつながっていくことでしょう。                        
          

このような「ウェルビーイング×まちづくり」の事例を深く知り、理解を促すのにおすすめなのが、『みなかみイノベーション 群馬県みなかみ町に見る農泊を核とした観光まちづくり』と、『超成長都市「福岡」の秘密 世界が注目するイノベーションの仕組み』の2冊です。

『みなかみイノベーション 群馬県みなかみ町に見る農泊を核とした観光まちづくり』は、人口の減少・高齢化など、さまざまな課題を抱える群馬県みなかみ町で、地元経営者グループや行政・農泊提供者が一丸となって「観光まちづくり」を実践。「農泊」を中心とした体験旅行を起点に展開するまちづくりを紹介しています。

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みなかみイノベーション 群馬県みなかみ町に見る農泊を核とした観光まちづくり

著者名:鈴木誠二
出版社:あさ出版

書籍の要約はこちらから
 

『超成長都市「福岡」の秘密 世界が注目するイノベーションの仕組み』では、街のコンパクトさ、生活の質の高さ、先駆的な教育機関などの価値を活かし、都市圏や産官学民の連携により、福岡を「東アジアのビジネスハブ」にしようとする、まちづくりの動きについて紹介しています。

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超成長都市「福岡」の秘密 世界が注目するイノベーションの仕組み

著者名:石丸修平
出版社:日経BP 日本経済新聞出版本部

書籍の要約はこちらから 

まとめ

短期的な幸せを追い求めるのではなく、他者とのつながりを大切にすることで持続的な幸せを得る、ウェルビーイングなまちづくりについて、お分かりいただけたでしょうか。

幸せに対する考え方は人それぞれで、定義づけることは難しいですが、ポジティブ心理学を提唱したアメリカの心理学者マーティン・セリングマンは、「持続的な幸せ」の重要性を説き、2011年にウェルビーイングを科学的に計測できる理論を構築しました。

これは、個人の幸福が「ポジティブな感情」「熱中できること」「良好な人間関係」「意味や目的」「達成感」の5つの要素で構成されているという考え方。これら5つを満たすために努力し続けることで、幸福の状態が保たれるといいます。

UI銀行が提唱する、お金や不動産など数字で測れる資産だけでない資産「わたし資産」とは、このウェルビーイング理論との共通点が非常に多いものだといえるでしょう。共創を通じたまちづくりによって、人と人、人と街とが結びつき、さまざまな「わたし資産」が生まれて社会に還元されていく世界観は、まさに私たちが理想とするものです。

UI銀行は、今年もさまざまなパートナー企業との共創を通じて、お客さま一人ひとりの「わたし資産」を豊かにする活動に取り組み、ウェルビーイングな社会の実現に寄与していきます。

企業プロフィール

株式会社フライヤー

http://www.flierinc.com

「flier(フライヤー)」は、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供するサービス。通勤や休憩などのスキマ時間に、効率良くビジネスのヒントや教養を身につけられます。社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

株式会社UI銀行

https://www.uibank.co.jp/

UI銀行は、連携パートナー、またきらぼし銀行を始めとしたグループ各社と協働し、対面・非対面それぞれの良さを活かした多様なサービスを通じ、お客さまのお金だけでなく、健康や知識といった見えない資産=「わたし資産」を増やすお手伝いをしていきます。

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