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マリアージュな読書術vol.4「エンタメ × メタバース」が生み出す、新時代のエンタメとは

マリアージュな読書術vol.4「エンタメ × メタバース」が生み出す、新時代のエンタメとは

TOPICS

  1. メタバースは、最新技術を取り入れて進化の途中にある

  2. バーチャル観光やバーチャルフェスでは、メタバース空間ならではの感動を得られる

  3. ゲーム内アイテムを資産にできる、NFTゲームが世界中で注目を集めている

  4. メタバースの進化は、ものごとのエンタメ化を通じて「わたし資産」を増やすきっかけになる




テクノロジーの発展は、私たちの暮らしのあらゆる部分で変化をもたらしています。そうした変化に共通しているのが、これまであまり接点がなかった異なる分野がクロスし、イノベーションを起こしていること。世の中の変化や、最新のビジネスを追いかけるには、単一の分野だけを見るのではなく、多角的な視点でさまざまな分野に目を配っておくことが大切ではないでしょうか。


本企画「マリアージュな読書術」では、そうした異なるジャンルをかけ合わせることで生まれた新たなトレンドや世の中の変化に目を向けながら、「わたし資産」を増やすアイデアや、そこでの知見をさらに深める関連書籍をご紹介します。


今回のテーマは「エンタメ × メタバース」。テクノロジーの進化により急速に発展する仮想空間では、ブロックチェーンをはじめとした新技術により、新たなエンタメが続々と登場。仮想空間内にとどまらず現実世界にも大きな影響を与えています。本記事では、こうした仮想空間とエンタメをめぐる現状を紹介し、両者がもたらすサービスやビジネスによってどのような「わたし資産」が得られるのか考察します。また、UI銀行のパートナー企業である株式会社フライヤー様の書籍要約サービス「flier(フライヤー)」による、関連書籍の要約もあわせてご覧ください。


※「わたし資産」とは、お金や家などの有形資産だけでなく、思い出や経験といった無形資産も含んだ、私たち1人ひとりの固有資産を意味する、UI銀行オリジナルの言葉です。




急速に進化を遂げるメタバースのいま

メタバースとは仮想空間のこと。「Meta(超える)」と「Universe(宇宙、世界)」という2つの言葉が語源になっています。メタバースの中ではアバター(インターネット上で活動する自分の分身)を使って、現実世界と同じように社会生活を営むことができます。


メタバースはVRなどの最新技術とともに広まったため、新しい概念のように思えますが、実は3Dを使った仮想空間自体は2000年代初頭にリリースされています。また、仮想空間でのコミュニケーションや売買なども、2000年代からすでに始まっていました。


そんなメタバースは、近年ビジネス分野での活用に注目が集まっています。国内でもメタバースの中にバーチャルオフィスを作ってアバターで「出社」できるサービスが登場し話題になりました。このサービスでは、現実世界と同じように同僚とコミュニケーションをとりながら業務を行うことができます。リアルの店舗と同じように商品やサービスを購入できるバーチャルショップの活用も進んでおり、世界的なファッションブランドも出店を始めています。



メタバース関連の代表的なキーワードとして、NFTとブロックチェーンの2つが挙げられます。それぞれ以下のような技術のことを指しています。

・NFT

「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」の略。デジタルデータにオリジナルの価値を持たせる技術のこと。

・ブロックチェーン

情報を記録する技術の一種。取引情報をブロックと呼ばれる単位に管理し、それをチェーンのように連結してデータを保管している。偽造や改ざんは非常に難しいとされる。




目まぐるしく進化するメタバースや、NFT、ブロックチェーンなどの関連技術についてより詳しく知りたい方は、以下の3冊がおすすめです。



『メタバースとWeb3』では、「Web3」と呼ばれる次世代のインターネットについての解説や、メタバースを活用した新たなビジネスのヒントについて詳しく書かれています。

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メタバースとWeb3
著者:國光宏尚
出版社:エムディエヌコーポレーション

書籍の要約はこちらから


『Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」』では、インターネットの歴史を紐解きながら、メタバースやブロックチェーンなどの技術発展により起こっている価値観の変化やこれからの経済のあり方について、分かりやすく解説しています。




タイトルの「DAO」とは、日本語で「分散型自律組織」を意味し、ブロックチェーン上でさまざまな人々によって管理・運営されるコミュニティのこと。リーダーが存在せず、参加者同士で意思決定を行う民主的な組織であるのが特徴です。インターネットに接続できる環境さえあれば誰でも参加できるため、国内外でさまざまなDAOが誕生しています。


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Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」
著者:亀井聡彦、鈴木雄大、赤澤直樹 
出版社:かんき出版


書籍の要約はこちらから




『NFTの教科書』では、唯一無二のデジタル資産を作るNFTについて、デジタルアートに代表されるコンテンツビジネスとの相性の良さや、NFTによってバーチャル空間で経済圏が生まれる可能性について解説しています。

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NFTの教科書
著者:天羽健介・増田雅史
出版社:朝日新聞出版

書籍の要約はこちらから





メタバースで楽しむ、新しいエンターテインメント

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メタバースという概念は、もともとゲームや小説からスタートしたこともあり、エンターテインメントと非常に親和性が高いもの。広大な世界を自由に動き回れるオープンワールド方式のゲーム内でアバター同士が自由に交流したり、ゲーム内で人気アーティストがライブを行ったりと、新たなエンターテインメントがメタバースから続々と生まれています。


そこで、本章では今注目のメタバースを使ったエンターテインメントとして、バーチャル観光、バーチャルフェス、NFTゲームの3つを紹介します。

1. バーチャル観光

最初にご紹介するのはバーチャル観光です。新型コロナウイルス感染症の影響で旅行が難しくなったこともあり、現実世界の街並みや観光スポットをメタバースに再現した「バーチャル観光」が注目を集めています。VRを用いたオンラインツアーも積極的に開催されており、参加者はアバターを使ってメタバース内の街並みや観光スポットを見て回ることができます。


保護のために公開期間が限られている文化財や、一般公開できない建造物なども自由に見ることができるのがバーチャル観光ならではの魅力。VRゴーグルがあれば、さらに臨場感たっぷりに観光を楽しむことができます。一度体験すれば、その再現度の高さにきっと驚くことでしょう。新たな顧客開拓にもつながるとして、大手旅行会社や各自治体も注目しており、すでに公園や美術館、寺社や廃墟まで、さまざまな現実世界のスポットがメタバースに再現され、季節のイベントなども行われています。

2. バーチャルフェス

メタバースでの音楽フェスも注目を集めています。VRゴーグルを使ったバーチャルフェスではリアル空間さながらの没入感が得られることはもちろん、木の上などリアルなフェスではありえない場所からフェスを楽しんだり、パフォーマンス映像が流れる空間へワープできたりと、メタバースならではの演出や体験を楽しめます。さまざまな事情から現実のイベントには足を運びにくい人も、バーチャルフェスならどこからでも参加可能です。これからは、リアルとバーチャルの世界を組み合わせて、お互いの足りない部分を補完し合うこともできるようになるでしょう。


実際に、アメリカ発の人気ゲーム内で現実の人気アーティストがライブを行ったところ、1200万人以上が同時参加するほどの盛り上がりを見せています。日本のロックフェスでもメタバース上で会場を再現し、来場していない人にもアバターを使ってライブの体験を共有できるようにする試みが行われました。

3. NFTゲーム

NFTゲームとは、NFTのブロックチェーン技術を活用したゲームのこと。ゲーム内で獲得したアイテムやレベルアップしたキャラクターには、NFTによってオリジナルの価値が付与され、それらを売買することができます。遊びながらお金を稼ぐことができるため、NFTゲームは世界中で注目されています。


日本でのNFTゲームの普及には、ゲーム内での通貨やアイテムを現実世界の通貨で売買することは法律に抵触する恐れがあり禁止されている、NFTに関する法整備がまだ整っていない、などの課題があります。しかし、日本の大手ゲーム会社もNFTゲーム市場に続々と参入しており、法規制の再検討も議論されています。ゲーム大国である日本がNFTゲーム市場を牽引していく可能性も存分にあるでしょう。




「エンタメ × メタバース」に興味を持った方には、『メタバース進化論仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界』と『推しエコノミー 「仮想一等地」が変えるエンタメの未来』の2冊がおすすめです。『メタバース進化論』では、実際にメタバースでアイドルとして活動し、さまざまなイベントに携わっている著者ならではの目線で、メタバースの実態や文化について詳しく紹介しています。

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メタバース進化論 仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界
著者:バーチャル美少女ねむ
出版社:技術評論社


書籍の要約はこちらから




『推しエコノミー』では、エンタメ社会学者である著者が、「推し」という言葉に代表されるファン心理を基軸に、エンターテインメント業界の最新動向を解説。人気アニメからメタバースを活用したゲームなど、さまざまな有名コンテンツを例に出しながら、新テクノロジーによる業界構造の変化を紐解きます。エンターテインメント業界だけでなく幅広いビジネスに活かせるヒントを与えてくれる一冊です。

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推しエコノミー 「仮想一等地」が変えるエンタメの未来
著者:中山淳雄
出版社:日経BP

書籍の要約はこちらから




以前の記事では、UI銀行のパートナー企業であり、各種イベントのチケット販売や企画・制作などさまざまな取り組みを行っているぴあ株式会社様と、未来のエンターテインメントについて考察しています。興味のある方は、ぜひこちらもご一読ください。
ぴあ×UI銀行  エンタメから得られる感動を資産化して運用? 未来のエンタメを妄想してみた #活力資産


まとめ

最後に、エンターテインメントやメタバースと「わたし資産」の関係について考えてみましょう。


ものごとをエンタメ化することは、知識や情報といった「わたし資産」を得やすくしたり、吸収率を高めたりする効果があるのではないでしょうか。例えば、勉強をゲーム形式で行ったり、講習をドラマ仕立てにしたりすることで、「学習しなくては」と構えることなく自然に体験として自分の中に取り入れられます。


メタバースもまた、同様にエンターテインメントからスタートし、バーチャル観光やバーチャルフェスなどを通じて、さまざまな「わたし資産」を増やす可能性を持っています。例えば、移動時間という資産を減らさずに済むメタバース空間を上手に活用すれば、VRカウンセリングで心の資産を高めたり、バーチャルフェスで活力資産を高めたりできるでしょう。


記事内でも触れましたが、ゲーム内で現実のアーティストがライブを行ったり、メタバース内のショップで現実と同じファッションブランドの服が購入できたりと、メタバースとリアルを融合させた体験が続々と生まれている昨今。ビジネスの分野でも普及し始めているメタバースは、今後ますます現実世界に影響を及ぼしてくることでしょう。手軽に始めやすいエンターテインメントなどを足がかりに、今のうちにぜひ一度メタバースの世界を体験してみてはいかがでしょうか。

企業プロフィール

株式会社フライヤー

http://www.flierinc.com

「flier(フライヤー)」は、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供するサービス。通勤や休憩などのスキマ時間に、効率良くビジネスのヒントや教養を身につけられます。社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

株式会社UI銀行

https://www.uibank.co.jp/

UI銀行は、連携パートナー、またきらぼし銀行を始めとしたグループ各社と協働し、対面・非対面それぞれの良さを活かした多様なサービスを通じ、お客さまのお金だけでなく、健康や知識といった見えない資産=「わたし資産」を増やすお手伝いをしていきます。

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