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わたし資産、徹底解剖!vol.2不思議の国のアリスが持っている「わたし資産」とは?

わたし資産、徹底解剖!vol.2不思議の国のアリスが持っている「わたし資産」とは?

TOPICS

  1. 子どもたちに物語の純粋な喜びを教え、児童文学の発展に貢献

  2. 豊かな想像力から生まれた世界が多くのクリエイターを刺激した

  3. ポジティブマインドは物事を好転させる力を持っている

  4. ものおじしないアリスの姿は「勇気」の象徴である



ひと口に資産と言っても、お金や土地、家など有形のものばかりではありません。知識や経験、健康、人脈など、その人しか持ちえない無形のものも含まれます。そんなお客さま1人ひとりのさまざまな資産をUI銀行では「わたし資産」と名付けて、さらに豊かにするためのお手伝いをしています。


本企画『わたし資産、徹底解剖!』では、歴史上の偉人や架空のキャラクターなど、さまざまな人物の「わたし資産」にスポットをあて、その人物から「わたし資産」を増やすためのヒントやアイデアを考察・提案します。


今回は、イギリスの数学者ルイス・キャロル(本名:チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン)によって1865年に出版された児童文学『不思議の国のアリス』を取り上げ、主人公アリスの持つ「わたし資産」を深掘り。本書はナンセンス文学(言葉遊びやパロディ、風刺などを多用する文学のこと)の傑作と言われ、ユーモアあふれる言葉遊びやジョークに満ちあふれています。物語の中で、アリスは奇想天外な出来事に次々と巻きこまれますが、持ち前の観察力と想像力を活かして危機を乗り越えていきます





世界中から愛される『不思議の国のアリス』の魅力

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まずは、『不思議の国のアリス』の物語をおさらいしましょう。ある日、姉と2人で土手に座っていたアリスは、ひとりごとをつぶやきながら走っていく白ウサギを追いかけて、ウサギ穴に飛び込みます。深い穴をゆっくり下降し、たどり着いた先は不思議の国。アリスはそこで、ニヤニヤ笑うチェシャ猫や、かんしゃく持ちのハートの女王、いかれ帽子屋など、癖のあるキャラクターたちと出会いながら冒険を繰り広げます――。


本作は、オックスフォード大学で数学を教えていたルイス・キャロルが、知人の子どもであるアリス・リデルのために即興で作って聞かせた物語が原案。当初、出版の予定はありませんでしたが、児童文学の人気作家だったジョージ・マクドナルドの息子から「このお話が6万巻もあればいいな!」と言われ、ようやく重い腰を上げたそうです。


1865年の出版後、『不思議の国のアリス』は瞬く間にベストセラーとなり、1871年には続編となる『鏡の国のアリス』を出版。こちらも大ヒットし、キャロルとアリスの名は世界中に広まっていきました。


当時、児童文学は「子どもに道徳や思想を教える」ことを前提に書かれましたが、本作に教訓めいた要素はありません。代わりに、語呂合わせや言葉遊び、イギリスの教訓詩や流行歌のパロディがふんだんに盛り込まれ、物語の純粋な喜びを与えることに成功しました。キャロルの自由でユーモアあふれる表現は、児童文学の発展に大きな役割を果たしただけでなく、後のファンタジー文学やシュルレアリスム(20世紀にフランスで起こった芸術運動)にも影響を与えたと言われています。




困難を自身の力で乗り越える。アリスの持つ「わたし資産」とは?

アリスは、困難な出来事をよく観察し、自身の力で解決していく自立心のある少女として描かれます。本作が発表された1860年代、このような少女像は画期的だったそう。では、そんなアリスの「わたし資産」にはどのようなものがあるでしょうか。

アリスの「わたし資産」その1
創造力を刺激する豊かなイマジネーション

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アリスは類まれなる想像力の持ち主であり、白ウサギを見たところから物語が次々と展開していきます。アリスが不思議な夢から覚めた後、アリスの姉も同じ夢を見ようと試みますが、現実が邪魔をしてなかなかうまくいきません。アリスの姉は、アリスが大人になったら、多くの子どもたちに面白い物語をたくさん語って楽しませることだろう、と考えます。そのくらいアリスの想像力はすばらしいものだったのです。


実際に、キャロルが初めに挿絵を依頼したジョン・テニエル以降、この不思議な世界を視覚的に伝えようと、多くの画家がアリスの挿絵に挑戦してきました。これは、アリスの想像力が生み出した世界がそれだけ魅力的であり、創造力をかきたてる存在であるという何よりの証でしょう。


出版から150年以上経った現在も、アニメーションから実写映画、舞台、アート、ファッションに至るまで、アリスにインスピレーションを受けた作品が次々と発表されています。

アリスの「わたし資産」その2
ポジティブマインドと前向きな解決力

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不思議の国で、アリスはいくつもの奇想天外な出来事に遭遇します。しかし、アリスはどんな目に遭っても物事を前向きにとらえます。例えば、小びんに入った液体を飲み巨人化したときは、少し後悔しつつも「これはこれで面白い!」と言い、いつかこの体験を本に書こうと思うほど、変化をポジティブに楽しみます。

また、チェシャ猫の処刑をめぐって王様、女王様、処刑役の3人が揉める中、アリスは事態の収拾をするよう迫られます。人は、選択肢を提示されるとその中から正解を選ぼうとしがちですが、アリスはとっさに機転をきかせ、チェシャ猫は公爵夫人の飼い猫だから彼女にどうするか伺うべきだと、3人のどの主張とも与しない方法を提案。広い視野を持ち、客観的に目の前の出来事を観察していたからこそ、誰も傷つけない4つ目の方法を提案できたのでしょう。

アリスの「わたし資産」その3
常識を疑い、自分の意見をはっきり主張する姿勢


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味方が誰ひとりいない不思議の国で、アリスは1人で考えて行動し、困難を解決していきます。「首をはねろ!」とわめき散らすハートの女王の横暴な態度にも屈せず、意見をはっきり主張する少女の姿は、19世紀を生きる女性たちの目にまぶしく映ったに違いありません。

混沌とした状況に惑わされず、自分の主張を正々堂々と披露するアリスの精神は、現代人にも勇気を与えています。「アリスにできたなら、わたしたちにもできる!」というプラカードが、抗議デモに用いられたこともありました。



まとめ

アリスはたった1人で不思議の国に迷い込みますが、どんな状況に追い込まれても、持ち前の「想像力」や「ポジティブマインド」という「わたし資産」を活かして、ピンチを切り抜けます。また、アリスの「対話力」や「解決力」といった「わたし資産」も、さまざまなキャラクターと出会い、会話する中でより豊かになっていきます。


先が予測しにくい現代でも、アリスのように想像力を働かせれば、状況をポジティブに楽しめるかもしれません。また、困難な出来事やトラブルに遭遇しても、広い視野をもって冷静に観察することで、新たな解決策が生まれる可能性があります。


想像力を養うには、アリスが不思議の国で体験したように、自分とは価値観が異なる人と積極的に交流したり、未経験のことに挑戦したりするのがおすすめです。普段は手に取らないジャンルの本を読んでみたり、新しい趣味を始めてみたりするのもいいかもしれません。そのように新たな価値観に触れることで、自分を縛りつけていた常識にも気付くことができるでしょう。


今や、多数の言語に翻訳され、世界中に愛読者がいる『不思議の国のアリス』ですが、きちんと読んだことがない人も意外と多いかもしれません。これを機にアリスの世界に触れ、自分がどのような「わたし資産」を持っているか考えてみてはいかがでしょうか。


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企業プロフィール

株式会社UI銀行

https://www.uibank.co.jp/

UI銀行は、連携パートナー、またきらぼし銀行を始めとしたグループ各社と協働し、対面・非対面それぞれの良さを活かした多様なサービスを通じ、お客さまのお金だけでなく、健康や知識といった見えない資産=「わたし資産」を増やすお手伝いをしていきます。

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