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キャリアコンサルタントと考える、ニューノーマル時代の自分らしい働き方とお金の関係【後編】

キャリアコンサルタントと考える、ニューノーマル時代の自分らしい働き方とお金の関係【後編】

人生100年時代といわれる中、より多くの収入を得ることよりも、「自分らしく働く」ことに価値を置き、働き方を見直す人が増えてきています。ですが、コロナ禍を経て「やっぱり暮らしを守るのが一番」という原点に立ち帰った人も多くいたはず。仕事と生活は地続きですが、好きなことを仕事にできたら“それで終わり”ではありません。どちらの考え方も正しいからこそ、これからの「自分らしく働く」を今一度考えてみませんか?


東京都が手がけるキャリア支援施設である「東京しごとセンター」へのインタビュー後編では、フリーランス歴7年目のライターYが、ライフイベントやマネープランも含めた「自分らしい働き方とお金の関係」について、引き続きキャリアコンサルタントの篠原さんにお話を伺います。



前編をご覧になりたい方はこちら



TOPICS

  1. 働き方やキャリア構築とお金の関係について、東京しごとセンターのキャリアコンサルタントと考える
  2. 人生100年時代のキャリア形成にはお金の教養も必要不可欠
  3. 本業や副業の区別がないシームレスな働き方の時代が到来するかも?




「人生100年時代」のいま、自分らしく働き、暮らしていくには?


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――コロナ禍は、それまでやりがい重視だった仕事観を持つ人にとって、大きな影響を受ける機会だったと思います。これからはどのようにキャリアプランニングすれば、自分らしく働き、暮らしていくことができるでしょうか?

働くということは、やりがいと生活の糧を天秤で常にはかっているようなものですよね。自分らしさを軸に考えるならば、やはり、自分が何をしているときに一番輝いているかを、再発見することかなと思います。そのためにも、まずは自分の価値観を把握したいですね。


自身の特性や能力を測定するためのアセスメントツールを使ってもいいですし、簡単なのは3つの円を描いて「自分ができること」「やりたいこと」「周りから何を求められているか」を書き出していく方法。書き出したら、円が重なり合ったところを見て、次にどう動けばいいかプランを立ててみてください。



――自分ができることや求められていることはわかるけど、「やりたいことがわからない」という人も多いかもしれません。

私が就職相談を受ける方の中にも、そういう方は非常に多いです。


やりたいことがわからない場合は、まずは“自分をざっくりつかむ”ようにしてみてください。例えば「人と話すのが好き」「物を作るのが好き」「コツコツ作業するのが好き」といったことですね。それに合う仕事や働き方を探してみて、実感として楽しいか楽しくないか、楽しくなければどこが楽しくないのかを整理し直すんです。時間はかかりますが、そういうふうに、段階的にやりがいを見つけていくのもいいと思います。

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――なるほど。自分をざっくり捉える。デザイン思考などのフレームワークでは、物事を理解するときには大枠から捉えるのが大切といわれますが、自分自身についても同じなのですね。実際にこのワークで「仕事がつまらない」と言っていた方が、イキイキとし始めた例はありますか?

お話をよく伺うと「仕事がつまらない」のではなく、社内の人間関係やコミュニケーションに悩んでいる場合というのは、往々にしてあります。そういう方には、転職という選択が本当に最適かどうかを考えてほしいと思います。周りの人とのコミュニケーションを少し深めるだけで状況が改善した例もありますし、同じ部署にどうしても苦手な人がいるなら、他部署へのキャリアチェンジを考えてみてもいい。いま実践していないことでできることがあるなら、ちょっと勇気を出して動いてみましょう、とアドバイスすることもあります。




お金の教養をつけることは、キャリア形成にも役に立つ

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――キャリアプランを立てる上で、お金についてはどういうふうに考えていけばいいでしょうか?

基本は、最低限生活できるレベルの収入の確保と、ご自身のライフプランに合わせた収入の検討ですね。ミドル世代の場合は、ご家族も含めた全体の家計の検討も必要になってくるでしょう。いまどのくらい貯蓄があり、月々の出費はいくらで……といったことを把握した上で、金融機関のさまざまなサービスをどう取り入れたらいいかも考えてほしいです。


「人生100年時代」といわれますが、資産運用などの金融サービスも利用していかないと、毎月の決まった収入だけで明るい未来を開くことは難しいのかな、と感じますね。



――キャリアに即したマネープランは、誰に相談すればいいでしょうか?

専門家であるファイナンシャルプランナーに相談してもいいですし、東京しごとセンターが開催するマネープランのセミナーなども活用していただきたいです。収入も就職先を決める大きな手がかりのひとつですから、就職活動をされている方には、収支のシミュレーションをしていただくこともあります。

――シミュレーションをすることで、具体的にどういったことがわかるのですか?

毎月どのくらい収入があり、年間でどのくらいの臨時収入が見込めて、日々の生活費や光熱費等の出費はいくらか一覧でまとめると、手元に月々いくら残るかわかりますよね。住宅ローンの返済なども考慮して、1年後、10年後にはどうなっているか計算することで、現状を知ることができます。現状を知ることで、転職だけでなく、今何をすべきかを明確にすることができます。一年に一度でいいので、定期的に収支のシミュレーションをすることをお勧めしたいです。

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――キャリアに即したマネープランのシミュレーションをアプリで計算できるとすごくラクなのに、意外とないみたいです。いまお話ししていて思いましたが、そもそも日本ではお金の教育が十分にされていないですよね。

そうですね。社会人であっても、給与から何にいくら引かれているか、年金はいくらもらえるのかといったことを把握できている方は、非常に少ないですね。お金に関する基礎知識は、義務教育で教えてもいいと個人的には思っています。

――お金以外に、キャリアプランを立てる上で押さえておきたいポイントはありますか?

基本的なことではありますが、就職や結婚、妊娠・出産、子育て、家を買う、お子さんの独立……といった自分や家族のライフイベントを含めた検討も、キャリアプランを立てる上では大切です。


また、昇進や部署異動なども、個人にとっては大きな変化です。現代は生き方が多様化しているので、30代、40代など世代で区切ったり、ロールモデルを探しても見つからない可能性も高い。だからこそ、お金やキャリアのプロの力も上手に借りて、自分だけの人生をデザインしていきたいですね。

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本業と副業を切り分けない。新しい時代のキャリアの作り方。

――ここ1年でテレワークが進みましたが、数年前には考えられなかった状況だと思います。今後、働き方はどのように変わっていくでしょうか?

会社に行かなくても業務がスムーズに進められる時代になりつつあり、雇用形態や就業時間、就業場所なども、どんどん多様化していくのではないでしょうか。そのような変化に合わせて、私たち東京しごとセンターのキャリア支援も、形を変えていかなければいけないのかもしれないと思っていますね。

――いま現在、働き方の変化に合わせて、何か新しい取り組みはされていますか?

本業の収入だけで豊かな生活を目指しにくいのであれば、収入源をもう1つ確保する必要が出てくるでしょう。


副業にもたくさんの種類がありますが、副業紹介サイトなどを見ると、スキルが身につくような副業はまだまだ少ないように思います。お小遣い稼ぎではなく、やりたいことにチャレンジするために副業を希望する方もいるので、そうしたニーズとのギャップは感じますね。



――「ライフワークとライスワーク」とよく言われますが、これからは、本業で収入を得て副業でやりがいを感じる働き方がメインになる可能性もありますね。

そうですね。もっと言えば、副業×副業がメインになることも考えられます。いつでも、どこでも、誰とでも仕事ができる時代、企業に所属して月30万円の収入を得るよりも、1件3万円の仕事を10件こなす働き方を選択する人が、今後は増えるかもしれません。こちらの仕事はライスワーク、と割り切ってしまうとせっかくの可能性の種も消えてしまいますからそれはとてももったいない。これは本業、これは副業と割り切らずにシームレスにスキルや経験を磨いていくことが、これからの時代に求められてくるのだと思います。




まとめ:この可能性の種をUI未来Baseで育てていこう

生き方や働き方が多様化し、目をこらせば機会やチャンスは無数に転がっています。より多くの人が、自分らしく楽しく生きていくために、UI銀行は何ができるでしょうか。


例えば、スマホからマネーレッスンが気軽に受けられるシミュレーションアプリを作るとしたら?あるいは大人になって働くことを見据えて、子どもたちや学生向けにマネー教室を開催するなら?経験や知識を資産として可視化させる銀行のあり方はどうだろう?


篠原さんのお話からはたくさんのヒントや共創の“種”が見つかりました。この種をどう育てていくか、このUI未来Baseを通して、読者の皆さんと一緒に、今後も考えていきたいと思います。

企業プロフィール

公益財団法人東京しごと財団

https://www.shigotozaidan.or.jp/

公益財団法人東京しごと財団は働く意欲を持つ都民のために、その経験や能力を生かした雇用・就業を支援するとともに、東京の産業の振興に必要な人材の育成を図ることにより、豊かな職業生活の実現と活力ある地域社会づくりに寄与することを目的としています。

株式会社UI銀行

https://www.uibank.co.jp/

UI銀行は、連携パートナー、またきらぼし銀行を始めとしたグループ各社と協働し、対面・非対面それぞれの良さを活かした多様なサービスを通じ、お客さまのお金だけでなく、健康や知識といった見えない資産=「わたし資産」を増やすお手伝いをしていきます。

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