街歩きがもっと楽しくなる「地域通貨」の魅力!いつものお店でポイントが貯まり、アプリで気軽にSDGs体験もできる相模原市の取り組みに迫る
2026年04月30日
「地域貢献」や「SDGs」と聞くと、少し難しく感じるかもしれません。そんなイメージを変えてくれるのが、スマートフォンアプリを使って気軽に楽しく地球や街にいいことを体験できる地域通貨です。
本記事では、地域通貨の特徴や日本円・電子マネーとの違い、メリットをご紹介します。さらに、神奈川県相模原市が展開するデジタル地域通貨「すもー」の取り組みを、相模原市 みんなのSDGs推進課 小原 渓さんへ伺いました。
いつものお散歩やちょっとした行動が誰かのためになり、お金では買えない「特別な体験」に変わっていく。そんな地域通貨の魅力をぜひご覧ください。
相模原市の地域通貨「すもー」の魅力を今すぐ知りたい方はこちらから。
「【インタビュー】相模原市の地域通貨「すもー」の魅力を紹介!」
- いま注目の「地域通貨」とは?日本円や電子マネーとの違いを解説
- 【インタビュー】相模原市の地域通貨「すもー」の魅力を紹介!
- 【インタビュー】相模原市ときらぼしグループ(UI銀行)のつながり
- 地域通貨を活用して、毎日の生活をもっと豊かにしよう

ここでは、地域通貨の特徴と日本円・電子マネーとの違い、そして私たちの暮らしにもたらすメリットについて解説します。
そもそも地域通貨とは
地域通貨とは、特定の地域やコミュニティのなかだけで使われる独自のお金やポイントのことです。
そのおもな目的は、地域の豊かな資源やサービス、人々への感謝の気持ちを、地域内で循環させることにあります。
例えば、地元のお店を応援したり、地域の人同士が助け合ったりするための、交流のきっかけを生むツールとして活用されています。
- 【例えばこんなシーンで】
- ● いつものお店に来店してポイントをもらったり、そのポイントを使って飲食店でおまけにトッピングをもらったりと、お店とお客様の距離を縮める
- ● 地域のゴミ拾いやマイボトルの持参など、街や環境にいいことをするとポイントがもらえる
- ● お困りごとを助けてもらったときなど、「ありがとう」の気持ちとしてポイントを贈れる
ズバリ何が違う?「日本円・電子マネー・地域通貨」を比較
日本円や電子マネー、地域通貨のそれぞれの特徴を比較表で整理しました。
| 項目 | 日本円 | 電子マネー | 地域通貨 |
| おもな目的 | 価値の保存・交換 | 便利でお得な買い物 | 人とのつながり・地域の活性化 |
| 価値の基準 | 1円 = 1円 | 1ポイント = 1円 | お金では買えない体験・感謝 |
| 換金性 | ー | 基本的に不可 (一部可能) |
不可 (地域内での循環) |
日本円や電子マネーが価値の保存、買い物への利便性などをおもな目的としているのに対し、地域通貨は「人とのつながりや地域の活性化」に重きを置いています。
また、一般的な地域通貨は日本円に換金できません。一見すると不便に思えますが、換金できないからこそ、地域内での特別な「体験」や「感謝」の対価として持続的に循環するのです。
アプリで気軽に利用できる!「デジタル地域通貨」の3つのメリット
「デジタル地域通貨」は、スマートフォンのアプリを使って誰でも気軽に利用できるのが特徴です。
このアプリを活用した「デジタル地域通貨」は、私たちの暮らしや住んでいる地域に下記のようなメリットをもたらします。
| 地域内での「価値」の循環 |
|
| 地域コミュニティの交流の創出 |
|
| 社会貢献への気軽な参加 |
|
このように、地域通貨は地域全体を活性化するためのツールとして機能しています。では、実際に導入している地域ではどのような変化が起きているのでしょうか。次の章では、神奈川県相模原市の取り組みやエピソードを紹介します。

神奈川県相模原市では、2023年5月からデジタル地域通貨“まちのコイン”「すもー」を導入し、市内全域で活用を進めています。
今回は、相模原市 みんなのSDGs推進課の小原 渓さんに、地域通貨導入の背景や、アプリを通じた市民の皆さんの反響についてお話を伺いました。
「相模原市でも導入してほしい!」中高生の熱意から始まった地域通貨「すもー」
UI未来Base:相模原市ではなぜ、日本円に換金できない「すもー」を導入されたのでしょうか?
小原:実は、最初から「地域通貨を導入しよう」と決めていたわけではないんです。私たちみんなのSDGs推進課には、「市民や事業者の方に、無理なく自然にSDGsを意識して行動してもらうにはどうすればいいか」という課題がありました。その解決策を探すなかで、候補のひとつとして挙がったのが、この地域通貨アプリ「まちのコイン」だったんです。
UI未来Base:数あるツールのなかで、最終的に地域通貨導入の決め手となったのは何だったのでしょうか?
小原:実は、地域通貨アプリの存在を知り「相模原市に導入するべきか」をちょうど検討していたタイミングで、市内の高校生や中学生から、「まちのコインを相模原市でもぜひ導入してほしい!」という熱いご要望をいただきました。
高校生の皆さんは、すでに導入されている鎌倉市の事例を自分たちで調べ、実際に現地で体験して「面白かったから」と提案してくれました。
若い学生の方々が、地域の新しい取り組みについて真剣に考え、自ら行政に声を届けてくれたこと。それが結果として街のSDGsにつながっていくというのは、事業をスタートするうえで非常に大きな後押しになりましたね。

出典:まちのコイン「相模原市」
「すもー」がもたらした嬉しい変化。「SDGsへの意識の変化」や「シニア層の健康づくり」
UI未来Base:実際に「すもー」がスタートしてから、市民の方々や街の様子に何か変化はありましたか?
小原:当初は「市民の方々のSDGsへの関心が少しでも高まれば」と考えていました。いざ始めてみると、お店(事業者)側の方々の意識の変化が大きかったんです。
加盟していただく際に私たちが地域通貨やアプリの説明に伺うのですが、それがきっかけで「そもそもSDGsってこういうものなんだ」と知ってくださるお店が多くて。
地域通貨の導入を機に、お店独自の新しいSDGsの取り組みを始めてくださる事業者の方も増え、地域全体に良い循環が生まれています。
また、ご高齢の方からは「すもーを始めてから、外出するきっかけが増えた」というお声もいただきました。ポイントを貯めるために、スマホを持って地域のお店を巡る独自の散歩コースを作り、それが習慣になっている方が何人もいらっしゃいます。
地域通貨がシニア層の「健康づくり」につながっているというのは、私たちにとっても驚きであり、とても嬉しい出来事でした。
街の新しい魅力に出会える!地域通貨の気軽な楽しみ方
UI未来Base:「SDGs」や「地域貢献」と聞くと、少し難しく感じてしまう方もいるかもしれません。気軽に始めるためのアドバイスはありますか?
小原:難しく構える必要はありません。例えば、市役所にマイボトルを持参して給水するなどのちょっとしたエコな行動(地球にいいこと)はもちろん、気になっていた地域のお店に足を運ぶ(チェックインする)ことでも「すもー」は貯まるんです。

小原:そうしてアプリを使っていると「家の近くにこんな面白いことをやっているお店があったんだ」と、街の新しい魅力に気づくきっかけになります。
また、ユーザーの方に一番多く利用されているのは、実は抽選会なんです。貯めたポイントを使って、相模原市の特産品などが当たる抽選に毎月応募できる仕組みがとても好評です。ほかにも、ラーメン屋さんでトッピングがもらえるような、ちょっとお得な使い方を提供してくださるお店もあります。
ちょっと使ってみたら街の新しい一面を知れて、しかも地球にいいことができて、さらにお得なこともあった。そんな風に楽しんでいただけると嬉しいですね。

続いて、相模原市ときらぼしグループ(UI銀行)とのつながりについてお話を伺いました。
昔から「八千代さん」と親しまれる深い絆。地域に根ざした金融機関として
UI未来Base:UI銀行は、スマートフォン完結のデジタルバンクです。同じ「東京きらぼしフィナンシャルグループ」である「きらぼし銀行」と相模原市は、長年深い関わりがあるそうですね。
小原:はい。きらぼし銀行の母体のひとつである「旧八千代銀行」の時代から街のあちこちに店舗があります。市民にとっては昔から「八千代さん」と呼ばれ、とても身近な銀行として認識されています。
2019年に相模原市ときらぼしグループは『包括連携に関する協定』を結びました。市の行政と金融機関、お互いの強みを活かして連携していくことで、地域の方々や事業者の方と一緒により身近な取り組みができると期待しています。
気軽に立ち寄れる地域の情報発信拠点「きらぼしDigitalラボ SAGAMIHARA」
UI未来Base:2025年10月に相模原市中央区にオープンした「きらぼしDigitalラボ SAGAMIHARA」も、その連携のひとつですね。市としてはどのようにご覧になっていますか?
小原:これまで銀行というと、何かお金の手続きがないと行きづらい場所というイメージでした。しかし、このラボができてから、気軽に立ち寄れる地域の情報発信拠点になっていることに驚きました。
「すもー」のようなアプリに興味を持っても、スマートフォンの操作に不慣れな方はどうしてもいらっしゃいます。そうした方々に対して、ラボではスタッフの方が直接アプリの使い方を教えてくれたり、最新の音声翻訳システムを体験できたりすると伺いました。誰もが安心してデジタルに触れ合える場として、市としても非常にありがたく思っています。

出典:まちのコイン「相模原市 きらぼしDigitalラボSAGAMIHARA」
UI未来Base:ありがとうございます。実は現在、デジタルラボで「Googleマップやカメラレンズの使い方を学ぶ」と100すもーがもらえたり、「口座説明会に参加する」と1,000すもーがもらえるといった体験を提供しています。
毎月ご家族で気軽に参加できるワークショップやセミナーなどのイベントも開催しており、特にお子さま向けの体験会はすぐに予約が埋まってしまうほどご好評いただいているんです。

出典:きらぼし銀行「きらぼしDigitalラボ SAGAMIHARA」
小原:今後、例えば「デジタルラボに行くとすもーがいっぱい貯まって、楽しいイベントもあるよ!」とユーザーの間で話題になるようなスポットになっていくと面白いですね。
これからもお互いに連携して、地域の皆さんが楽しみながらデジタルに親しむきっかけを作っていけたらと期待しています。

本記事では、相模原市の地域通貨「すもー」の取り組みや、UI銀行(きらぼしグループ)とのつながりについてご紹介しました。貴重なお話を聞かせてくださった小原さん、本当にありがとうございました。
日常のちょっとした行動が誰かの役に立ち、地域の方々との温かいつながりや新しい体験に変わっていく。相模原市の取り組みからもわかるように、デジタル地域通貨には私たちの毎日の生活を豊かにしてくれる魅力があります。
今回ご紹介した「すもー」のアプリを使ってみたいけれど、「スマートフォンの操作が苦手で…」とためらってしまう方もいるかもしれません。そんなときは、「きらぼしDigitalラボ SAGAMIHARA」の活用がおすすめです。

出典:きらぼし銀行「きらぼしDigitalラボ SAGAMIHARA」
施設内にはきらぼし銀行とUI銀行のアプリデモ機が設置されており、専任のスタッフが対面で丁寧にアプリの使い方をサポートします。ぜひお散歩がてら、お気軽にお立ち寄りください。
\気軽にデジタルを体験!/
きらぼしDigitalラボ SAGAMIHARAの詳細はこちら
- 【取材協力】
- 神奈川県相模原市 みんなのSDGs推進課 小原 渓さん
- 相模原市SDGs特設サイト:https://sdgs.
city.sagamihara.kanagawa.jp/
・本記事は2026年4月20日の各種情報に基づいて作成しておりますが、将来の相場や市場環境、制度の改正等を保証するものではありません。
企業プロフィール

株式会社UI銀行
UI銀行は、連携パートナーやきらぼし銀行を始めとしたきらぼしグループ各社と協働し、対面・非対面それぞれの良さを活かした多様なサービスを通じ、お客さまのお金だけでなく、健康や知識、人とのつながりといった見えない資産=「わたし資産」を増やすお手伝いをしていきます。
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