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消費のススメvol.3 ワンコインから楽しめる! 進化を遂げた最新「ガチャガチャ」の世界

消費のススメvol.3 ワンコインから楽しめる! 進化を遂げた最新「ガチャガチャ」の世界

TOPICS

  1. ガチャガチャの市場は10年で2倍に! 子どもだけでなく大人も楽しむ娯楽に
  2. 日本でガチャガチャが成長を遂げたのには、文化的、時代的理由がある
  3. カプセルトイだけでなく、旅行や寄付もガチャガチャの中身に!
  4. 未知なるものと出会う可能性が、視点や思考、行動の幅を広げるきっかけに

子どもの頃、お小遣いでガチャガチャ(カプセルトイ)を楽しんだ人は多いのではないでしょうか? 1880年頃にアメリカで誕生したと言われるガチャガチャは、日本で独自の進化を遂げ、子どもだけでなく大人も虜にし、市場規模は今や600億円にも達しています。

今回は、そんなガチャガチャの歴史や人気の理由を紐解きながら、今おすすめの個性派ガチャガチャをご紹介。さらに、ガチャガチャの持つさらなる可能性や「わたし資産」についても考察します。

※「わたし資産」とは、お金や家などの有形資産だけでなく、思い出や経験、人とのつながりといった無形資産も含んだ、私たち一人ひとりの固有資産を意味する、UI銀行オリジナルの言葉です。



第4次ブーム到来! おもちゃの域を超え、1つのカルチャーに

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ガチャガチャが日本に導入されて約60年。何度か人気のピークを迎え、現在は第4次ブームと言われています。2023年の市場規模は約610億円で、2012年度の約270億円と比較すると、10年で2倍以上に拡大しています。

1980年代には、人気漫画のキャラクター消しゴムが入ったガチャガチャが人気を博し、一大ブームに。それ以降、多くの子どもたちが近所のスーパーなどでガチャガチャに興じ、乗り物の模型やキャラクターフィギュアなどのアイテムを手にしていました。

しかし現在、ガチャガチャは子どもだけの楽しみではなくなっています。食べ物や飲み物のミニチュア、公園遊具や昭和レトロな看板の精巧なミニチュアなどのほか、博物館がプロデュースした国宝や重要文化財のミニチュア、本物のミニサイズ盆栽が入ったカプセルなど、趣向を凝らしたありとあらゆるガチャガチャが登場しています。

最近は、ガチャガチャでゲットしたアイテムを撮影し、SNSに投稿する人も多く、SNS起点でも人気が拡大中。また、日本でしか手に入らないレア感も手伝って、インバウンド客にも人気が高く、最近は空港や駅などにもガチャガチャの販売機が多数設置されています。また、日本製のガチャガチャがアメリカやイギリスなどへも進出しています。



日本人の国民性や時代の流れにフィット! ユニークな中身も続々登場shutterstock_1642304521.jpg

江戸時代に流行した装身具「根付」。さまざまな意匠があり、海外のオークションで高額で取引されている。

 

 

日本でここまでガチャガチャが普及し、市場が拡大している理由には次のような要因が考えられます。

①小さくてかわいいものが好きな国民性

日本には昔から、「根付(ねつけ)」と呼ばれる留め具やキーホルダーなど、小さくてかわいいものを愛でる国民性があります。また、一説によると日本人は他国と比較してギャンブルが好きな傾向があるとも言われています。中身が分からないからこそ生まれるワクワク感もまた、日本人の好みに合致しているのかもしれません。

②低価格なのに高クオリティ

子どもや若者でも買いやすい価格帯なのに、創意工夫が凝らされたアイテムであることも人気の理由です。小さな容器から、まるで本物と見間違いそうな生き物のフィギュアや、思わず家に飾りたくなるキャラクターグッズなど、値段以上の価値を感じられるアイテムが出てくる驚きがあるからこそ、次から次へと集めたくなってしまうのではないでしょうか。

③モノ消費からコト消費へのシフト

ガチャガチャは、自ら手を動かしてめぼしいアイテムをゲットしたり、出てきたものをコレクションしたりと、単なるモノの購入では得られない、多彩な体験を楽しむことができます。これは、モノ消費からコト消費へとシフトしている、昨今の消費行動の変化に合ったものと言えるのではないでしょうか。


これらの要素が組み合わさり、拡大を続けるガチャガチャ市場。毎月300種類ほどの新商品が発売され、今や1つのエンターテインメントと言えるまでに成長しています。そんな数多くあるガチャガチャの中から、編集部がセレクトした変わり種を3つご紹介します。

 

街おこしにミステリーツアー?! 今注目の個性派ガチャガチャ3選

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①「地元ガチャ」で街おこし?

地域の商店街や観光地などをキーホルダーにしてガチャガチャ化する自治体向けのサービス「地元ガチャ」が登場し、注目を集めています。訪れた観光客はもちろん、地元の人にとっても、さらに地元への愛着を深める効果が期待できるガチャガチャです(1回400円)。

東京都葛飾区では、飲み屋街がある立石エリアのガチャガチャを制作。立石のランドマーク「呑んべ横丁」の看板やおでん屋、もつ焼き屋などがリアルに描かれた渋いキーホルダーが完成しました。

②旅行ガチャでミステリーツアー? 

航空会社や鉄道会社、旅行会社からは、ランダムで行き先が指定される「旅行ガチャ」が登場。カプセルを開けるまでどこに行くかが分からないドキドキ感が旅行を盛り上げ、人気を博しています。

ある航空会社では、「指定の行き先」「旅のミッション」「航空券」などが入ったガチャガチャの自販機を各地に設置し、話題を呼びました。ほかにも、鉄道会社による4つの候補からランダムに行き先が選ばれるサービスなども登場しています。

③「寄付ガチャ」で楽しみながら社会貢献! 

ガチャガチャをすることで、寄付などの社会貢献ができるサービスも登場しています。あるNPO法人が発案したのは、カプセルトイを通して寄付を行うことができる「寄付ガチャ」。ガチャガチャを購入すると、代金の一部がさまざまな団体の助成金として活用される仕組みです。「寄付」というと少しハードルが高いと感じる人も、ガチャガチャであれば楽しみながら社会貢献に取り組めるのではないでしょうか。

そのほか、環境意識や脱プラの動きが強まる中、植物由来のカーボンニュートラル素材や、リサイクル素材などを活用したカプセルも登場しています。


カプセルから広がる新たな可能性と「わたし資産」

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日本で独自の進化を遂げたガチャガチャは、子どもの遊びだけではなく、大人の趣味や観光客の思い出づくりなど、大きな広がりを見せています。また、さまざまな社会活動にも使われ始め、エンターテインメントの域を超えた価値も生み出しています。

また、ガチャガチャの人気はデジタル世界にも及んでおり、ゲーム内で使うアイテムを選ぶ際にも、「ガチャ」と呼ばれるガチャガチャの仕組みが取り入れられています。VRなどテクノロジーの進化により、今後はデジタルサービスにおいてもガチャガチャの要素が拡大していくのではないでしょうか。

ガチャガチャの最大の魅力である不確定性やエンタメ性は、想像していない出会いや行動を生み出すきっかけにもなります。例えば、狙っていたものとは違うアイテムが出たけれど、不思議と愛着が湧いてきたとか、最初は興味がなかったアイテムでも、実際に手にすると意外な魅力に気づくことができたとか。そうした自分の好みや興味の外に出る体験は、思わぬ発見や喜びをもたらし、新たな「わたし資産」の形成につながるかもしれません。

たかがガチャガチャ、されどガチャガチャ。多くの可能性を秘め、学びの場にもなり得るガチャガチャガチャをきっかけに、新しい世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

※記事の内容、紹介したサービスの価格などは2024年3月時点のものです。

企業プロフィール

株式会社UI銀行

https://www.uibank.co.jp/

UI銀行は、連携パートナーやきらぼし銀行を始めとしたグループ各社と協働し、対面・非対面それぞれの良さを活かした多様なサービスを通じ、お客さまのお金だけでなく、健康や知識、人とのつながりといった見えない資産=「わたし資産」を増やすお手伝いをしていきます。

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