ふやすのは、わたし資産。UI銀⾏のオウンドメディア

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新時代の消費のススメvol.1 1000円でできるSDGs食体験

新時代の消費のススメvol.1 1000円でできるSDGs食体験

TOPICS

  1. 「難しそう」なイメージの「SDGs」に、食を通して気軽に貢献
  2. サステナブルなユニーク食材が今、目白押し!
  3. 「たった1人の行動」もみんなでやれば大きな力に変わる



UI銀行では、お金や家などの有形資産だけでなく、思い出や経験、知識などの無形資産も含んだ、1人ひとりの固有資産を「わたし資産」と呼んでいます。「新時代の消費のススメ」は、皆さんが意義ある消費を通して「わたし資産」を増やすきっかけをつくる企画です。


今回のテーマは「食から学ぶSDGs」。SDGs(持続可能な開発目標)は、さまざまな社会課題の解決を目指す17のゴールが掲げられた、国際的な目標です。


掲げられたゴールの中には「飢餓をゼロに」「海の豊かさを守ろう」など、食にまつわるものも多く、その実現のために日々研究や活動が進められています。「SDGsって難しそう……」と思っている人でも、食を通してならば気軽に取り組むことができるはず。


SDGsに触れられる新たな食体験によって、さまざまな「わたし資産」を増やしていきましょう。

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昆虫食にジビエ。あの食材がSDGsにつながっている?

巷で話題のユニークな食材や、知らずにお店で食べているあの食材が実は、SDGsにつながっていることをご存じですか? ここでは、1,000円から試せるSDGsな食体験を3つご紹介します。

1.見た目とは裏腹に栄養満点! バリエーション豊かな昆虫食

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「え!昆虫を食べるの?」とぎょっとした方もいるかもしれません。でも、今や昆虫は栄養価の高さと意外な味の良さで世界的に注目されている食材なのです。昆虫食の広がりは、SDGsの17の目標の一つ「No.2 飢餓をゼロに」と大きな関わりがあります。


人口増加により、2025年~2030年頃には、動物性タンパク質の食材が不足して「タンパク質危機(global protein crisis)」が起こると言われています。そのため、飼育しやすい昆虫は、大豆や培養肉と同様に、動物性タンパク質に代わる食材として期待されているのです。日本でも古くから、動物性タンパク質が取りにくい地域では、ハチの子やイナゴ、蚕のさなぎなどを食べてきた歴史があります。


また、牛肉や豚肉などの動物性タンパク質は、飼育の過程で飼料や水などの大量消費、飼育時の温室効果ガス排出の問題を抱えています。一説によると、牛肉1kgを生産するために必要な水は2,000リットルにもなるとか。これらを回避できるという点でも、昆虫食は大きな役割を果たします。これは、SDGsの「No.13 気候変動に具体的な対策を」「No.15 陸の豊かさを守ろう」にも寄与しますね。


昆虫の見た目がどうしても苦手……という人もいるでしょう。でも最近は乾燥させて粉末にしたものを練り込んだクッキーやパン、出汁にコオロギを使ったラーメンなど、ビジュアルでは昆虫と分からない食品もたくさん出ています。さらに、昆虫を使ったフルコースが味わえるレストランも登場しているとか。昆虫を使ったスナック菓子は、通販や一部の食料品店などで数百円から1,000円程度で購入することができるので、昆虫食初心者の方にもチャレンジしやすくなっています。

2.食卓から魚が消えないために選ぶ、サステナブル・シーフード

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日本ではスーパーに行けば必ず目にする魚介類ですが、ここ35年で日本の漁獲高は約3分の1に減少していることをご存知でしょうか。ニホンウナギなど絶滅危惧種に指定されている魚類も多く、水産資源は危機的状況にあります。


このままでは将来的に私たちの食卓にシーフードがのぼらなくなってしまう。それを危惧して誕生したのが、「サステナブル・シーフード」です。サステナブル・シーフードは、水産資源や環境に配慮して適切に管理された「MSC認証」を取得した漁業方式で獲られた水産物、もしくは環境と社会への影響を最小限に抑えた「ASC認証」を取得した養殖場で育てられた水産物のこと。前者は天然、後者は養殖ということです。


どちらも、MSCラベル、ASCラベルをつけて販売されていますので、スーパーで購入する際はなるべくラベルのあるものを選びましょう。また、サステナブル・シーフードを扱ったレストランの数も近年増加しています。北欧初の某大型家具チェーンのレストランでは、魚介はすべてサステナブル・シーフードを提供しており、MSC認証のサーモンを使ったプレートが1,000円程度で味わえます。


日ごろからサステナブル・シーフードを選ぶことで、私たちはSDGsの「No.14 海の豊かさを守ろう」「No.12 つくる責任・つかう責任」などに貢献できますね。

3.ジビエがつくる、自然と人をつなぐエコシステム 

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日本の農村地は、増えすぎた鹿や猪に農産物を食い荒らされたり、農地を荒らされたりと大きな損害を受けています。それだけでなく、樹皮をはぎ取ってしまったり、希少な植物を餌にしたりと自然破壊も顕著で、車両との事故なども多発。そのため、自治体や農産・農林業界は、鹿や猪など野生動物の捕獲に力を入れています。


捕獲した野生動物はほとんどがそのまま埋められる、もしくは焼却されているのが現状で、さらにその労力や処理費用は捕獲者や自治体が負担。命を粗末にしてしまっているという倫理的な観点からも、解決しなければいけない課題です。


そんな中、野生動物の肉を無駄にせず食用の「ジビエ(野生の鳥獣肉)」として流通させようという動きが高まっています。近年はジビエを使ったレストランや、ペットフードに加工するメーカーが増加。地方と都市をつなぎ、人と自然の関係性を向上させる役割を果たしつつあります。捕獲の目的は「害獣駆除」ではありますが、その命を重んじ、大切にいただくことで、ジビエがサステナブルな循環型経済創出の一助になることが期待できるでしょう。


こうしたジビエ料理を食べることで、「No.15 陸の豊かさを守ろう」「No.12 つくる責任・つかう責任」などのSDGs目標達成に一役買うことができそうですね。シカやイノシシといった全国各地のジビエは、通販で約1,000円程度から購入できます。レストランでプロの技を堪能するのも魅力的ですが、自宅で焼肉やお鍋にしても盛り上がることでしょう。



未来につながる買い物で、「わたし資産」を増やしていこう

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いつもの魚をサステナブル・シーフードに変えてみたり、ジビエ料理店に足を運んでみたり。でも、こんなささいなことが本当にSDGsやサステナブルにつながるのだろうかと、疑問に思う人も少なくないでしょう。しかしながら、SDGsの裏にある社会問題は根深く、甚大なもので、その解決に世界中の企業や団体が賛同し、サステナブルな商品やサービスが誕生していることは事実。そして、それを消費する私たちの存在がなければ、問題解決には至らないのです。


「たかが私1人の行動」ではありません。「されど私1人の行動」と考えて、1つ1つの消費に意義を見出して行動を続けることが大切です。近年、「考える消費」という言葉が話題になっています。購入の判断軸にSDGsを据えてみる、無駄な買い物ではないか立ち止まって考えてみるなど、常に自分の消費行動を省みることが、未来につながっていきます。同じ種類の商品を買うとしても、SDGsに力を入れているメーカーとそうでないメーカーのものが並んでいたとしたら、前者を購入するなど、企業のスタンスを応援する形で「考える消費」に参加することも可能です。


とある自動車メーカーが発売した電気自動車は、当時、決して性能面で100点満点と言える出来ではありませんでした。しかし、消費者は「この電気自動車が持つ将来性に期待しよう」と好意的に受け止めたといいます。「性能が素晴らしい」「安い」「デザインが良い」といった商品選択の基準の1つとして、「サステナブルであるかどうか」「地球の未来に貢献するかどうか」といったものが加わって、私たち消費者のスタンスが試される時代になっているのです。


さまざまな消費行動の中でも、「食体験」は、気軽にSDGsに貢献できる行動の1つ。記事の冒頭で、思い出や知識、経験などを含んだ固有資産のことを「わたし資産」と呼ぶとお伝えしました。それを踏まえて考えると、SDGsを意識した消費行動を通して積み重なる環境や人権などへの関心、学びは確実に貴重な「わたし資産」として、1人ひとりに良い影響を与えていくはずです。



まとめ

いかがでしたか? 例えば、地球上に存在する資源や環境そのものを「資産」と考えたとき、資源の枯渇や環境破壊は、資産の使い方に無理が生じてバランスが崩れている状態だということができます。SDGsはいわば、地球資産の適切利用の取り組みです。

私たち個人も、お金や家などの有形資産を貯めるだけでは、人生のバランスが取りづらいもの。知識や経験、思い出や家族との絆など無形資産があってはじめて、豊かな人生と呼べるのではないでしょうか。だからこそ、「わたし資産」のバランスを意識して、日々暮らしていくことが大切です。また、意外なものが見方を変えることで魅力的な食資源となるように、自分自身も見直してみると、新たな「わたし資産」を発見できるかもしれません。

食にサステナブルな観点を取り入れることは、身近で取り組みやすいSDGs貢献です。この記事で紹介したSDGsの話をしながら、ご家族やご友人と昆虫食やサステナブル・シーフード、ジビエなどを食する機会を作ってみるのも良いかもしれません。1,000円でいつもと違う食体験を得られることでしょう。

UI銀行は、多くのパートナー企業とともに、SDGsを通して、お客様の「わたし資産」を豊かにし、そのバランスを整える取り組みをこれからも続けていきます。

企業プロフィール

株式会社UI銀行

https://www.uibank.co.jp/

UI銀行は、連携パートナー、またきらぼし銀行を始めとしたグループ各社と協働し、対面・非対面それぞれの良さを活かした多様なサービスを通じ、お客さまのお金だけでなく、健康や知識といった見えない資産=「わたし資産」を増やすお手伝いをしていきます。

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